[アップデート] AWS CodePipeline のパイプライン実行時にステップやアクションの詳細情報を専用画面で確認できるようになりました
いわさです。
今朝のアップデートで AWS CodePipeline のデバッグ画面がすこし便利になりました。非常に小さなアップデートですが「なんか変わったな?」という方もいらっしゃると思いますので紹介します。
AWS CodePipeline でパイプラインを実行した時、実行結果を確認したりトラブルシューティングを行うことがあると思います。
その際には確認したいステップで次の「詳細を表示」ボタンを押します。
従来のデバッグ画面
この時、アップデート前までは次のようにダイアログ形式でアクションごとに概要やログ、入力などの情報を確認することが出来ました。
あまり困ってなかったなという印象もありますが、複数のステップでエラーが発生している場合など、各画面ごとにダイアログを開き直す必要がありました。
また、さきほどの「詳細を表示」ボタンからのみ表示することができました。
アップデート後のデバッグ画面
今回のアップデートによって、ダイアログではなく次のようにデバッグ情報確認用の画面に遷移出来るようになりました。
ちなみにこちらはパイプラインのバージョン(V1 / V2)に関わらず利用可能です。
確認可能な情報は従来のダイアログベースのものと同じなのですが、左側にステップごとにカテゴライズされたアクション一覧が並んでおりまして、こちらからパイプラインの各項目の詳細の確認と遷移が出来るようになっています。
従来は複数のステップでエラーが発生していた場合はひとつひとつダイアログを開いて閉じてというのが必要だったのですが、スムーズに確認出来るようになりました。
また、このアクション一覧にはフィルター機能も備わっておりまして、このサンプルのような数ステップだとあまり効果がないのですが、実際の運用環境での複雑なパイプラインの場合などにエラーのみ表示するなど効果的に使えそうです。
この画面は従来どおりの「詳細を表示」ボタンからも遷移が出来るのですが、CodePipeline ナビメニューの「Action details」からも遷移が可能です。
さいごに
本日は AWS CodePipeline のパイプライン実行時にステップやアクションの詳細情報を専用画面で確認できるようになったので紹介しました。
地味なアップデートですが、特に一画面内で複数のエラー詳細画面に遷移して確認出来るようになったのはありがたいですね。